山田 恵太

資格等:弁護士、公認心理師・臨床心理士

2012年に弁護士として活動し始めてから、特に障害のある人からの相談に力を入れて取り組んできました。

私は、もともと弁護士を目指していたわけではなく、障害のある人(特に知的障害・発達障害・精神障害のある人)の支援に福祉・心理・教育などの形で携わりたいと考えていました。しかし、大学時代に、福祉事業所でボランティア等をしている中で、障害があることで法的にも多くの不利益を背負わされている人がたくさんいることに気付きました。そこで、障害のある人の法的なサポートを担いたいと考え、一念発起して弁護士を目指しました。

そして、その後の経験を通して、特に、罪に問われた障害のある人の支援に興味をもって活動しています。弁護士として、個別のケースで弁護活動をすることに加え、罪に問われた障害のある人に福祉的支援を提供する団体(一般社団法人東京TSネット)や、障害のある人の支援に携わる弁護士ネットワーク(全国トラブルシューターネットワーク)の運営などもしています。

このような経験をする中で、やはりまだまだ社会においては、「障害」や「罪に問われた経歴」に対する差別・偏見が根深いと感じています。ばりこねっとの活動を通し、多様な人たちが、そのままで社会の中で一緒に過ごすことのできる社会に向けて、微力でも動いていきたいと思っています。